2011-06-30

クメール語の小冊子『森の知恵』にまつわるTV局の取材

 6月29日に配信されたメールマガジン「メコンにまかせ」(vol.252)で、森本さんは、カンボジアのTV局から取材を受けたことを記しています。以下、メールマガジンより引用します。

 数日前、「伝統の森」でカンボジアの人気テレビ局CTNの取材を受けた。昨年の「蚕まつり」を取材し、特番を作って放映してくれたテレビ局だ。
 最近、カンボジア国内で、IKTTの活動と名前が知られるようになり始めている。カンボジアの織物やハンディクラフトの活動にかかわるNGOの人たちの訪問が増えている。なかには、自然染色の研修に訪れるグループもいくつか。そして、王立のプノンペン芸術大学の学生や、農業大学の学生などもグループでやってくるように。伝統の生きた姿と、そこで暮らす人々。そして自然。若いカンボジアの人たちが、その生活の様子を見て、多くのことを感じてくれるようになってきた。
 今回の取材は、わたくしのクメール語の小冊子『森の知恵』発行についてだった。そして、小冊子を献上させていただき、それに目を通されたシハヌーク元国王から直筆の感謝の書状を頂いたことへの、わたしの思いをインタビュー形式で受けた。しかし、恥ずかしながら、わたくしのクメール語は日常会話では何とかなるが、そんな公式的なインタビューにお答えするにはとても、のレベル。あらためて、読み書きからもう一度勉強しなくてはならないと、反省の気持ちが。
 さらには「カンボジアのシルクの現状と未来」などという、大それた質問を受け、答えたいのはやまやまだが、クメール語の言葉が出てこない。今週の木曜日の夕方には放映される予定だというが、解説で紹介していただけるとは思うのだが、やはり見るのが恥ずかしいような気が。
 タイで10年と少し暮らし、カンボジアでの暮らしも15年を超えた。でも、タイ語はいまでも普通に話せるのだが、クメール語は日常会話のレベル。最近は政府の方々とお会いすることもあるのだが、クメール語だけでは説明できないもどかしさがついてまわり、英語で補足の日々。
 60の手習いかな。タイ語のときもそうだったが、やはり読み書きから勉強しないとだめなのだろうと思い始めてきた。読み書きができるようになると、正確な音の違いがわかり、単語への理解と記憶が進む、はずである。

【以上、メールマガジン「メコンにまかせ」掲載記事から再掲】
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