2017-12-21

12月26日、『カンボジアの染織物』自主上映会@西荻窪のご案内


 IKTT(クメール伝統織物研究所)を設立し、カンボジア伝統織物を復興させた森本さんと、その森本さんが作った「伝統の森」に暮らす村人たちを追ったドキュメンタリー映画『カンボジアの染織物』の自主上映会が行なわれます。上映後は、歌川達人監督によるQ&Aも行われます。
 また上映に先立ち、16時からは、IKTTで制作されたクメールシルクの展示と販売も行なわれます。(展示販売のみの参加も可能です。ぜひともお越しください)
【あらすじ】
内戦の影響で衰退されつつあったカンボジア伝統の染織物。京都の友禅職人だった森本喜久男は、カンボジアで荒地を開墾し、染織物を基幹産業とする村をゼロからつくり上げ、カンボジア伝統の染織物を発展させた。彼の活動は「持続可能な村」「伝統文化の復活」など、近代文明のアンチテーゼとして様々なメディアから賞賛されてきた。そんな森本だったが、末期ガンを患い、余命いくばくもないことを知る。確実に生の終わりに近づいていく森本と、村人たちを見つめ続けた眼差し(カメラ)はそれぞれの人生に隠された想いを浮かび上がらせていく。
【会場】
信愛書店 スペース en=gawa
東京都杉並区西荻南2丁目24-15(西荻窪南口より徒歩3分)
【タイムスケジュール】
16時:クメールシルクの展示販売
18時:受付開始
18時30分:上映(80分)
20時:監督挨拶・Q&A
20時30分:閉会
【入場料】
1500円(会場ではIKTTの展示と販売もございます)
※先着順(25席)・facebookのイベントページからの申込を優先します
※facebook登録のない方は、以下の〔お問い合わせ〕までメールをお願いします
【お問い合わせ】
iktt@songriver-p.com(@マークを半角に替えて送信してください)

2017-12-18

2月4日、『カンボジアの染織物』自主上映会@大阪・芦原橋ソルトバレーのご案内


 IKTT(クメール伝統織物研究所)を設立し、カンボジア伝統織物を復興させた森本さんと、その森本さんが作った「伝統の森」に暮らす村人たちを追ったドキュメンタリー映画『カンボジアの染織物』の自主上映会が行なわれます。上映後は監督と主催者によるトークセッションや、カンボジアで制作された布の展示販売を行ないます。
 また、アンコールビールにワイン、こだわりのソフトドリンク、かぼちゃプリンにカンボジアカレーをご用意します。
【あらすじ】
内戦の影響で衰退されつつあったカンボジア伝統の染織物。京都の友禅職人だった森本喜久男は、カンボジアで荒地を開墾し、染織物を基幹産業とする村をゼロからつくり上げ、カンボジア伝統の染織物を発展させた。彼の活動は「持続可能な村」「伝統文化の復活」など、近代文明のアンチテーゼとして様々なメディアから賞賛されてきた。そんな森本だったが、末期ガンを患い、余命いくばくもないことを知る。確実に生の終わりに近づいていく森本と、村人たちを見つめ続けた眼差し(カメラ)はそれぞれの人生に隠された想いを浮かび上がらせていく。
【会場】
SALTVALLEY ソルトバレー 3F
 大阪市浪速区浪速東1-2-3(JR大阪環状線 芦原橋駅から徒歩2分)
【タイムスケジュール】
13時:受付(布やカンボジアの食べ物なども販売しています)
14時:上映(80分)
15時25分:上映後<監督と主催者によるトークセッション>
(会場では17時頃まで布の展示販売を行ないます)
【入場料】
2000円(ワンドリンク付)
※先着順(60席)・facebookのイベントページからの申込を優先します
※facebook登録のない方は、以下の〔お問い合わせ〕までメールかお電話をお願いします
【お問い合わせ】
 iktt@songriver-p.com / 080-4484-1032 (配給:Song River Production)

2017-12-17

1月28日、『カンボジアの染織物』自主上映会@京都のご案内


 IKTT(クメール伝統織物研究所)を設立し、カンボジア伝統織物を復興させた森本さんと、その森本さんが作った「伝統の森」に暮らす村人たちを追ったドキュメンタリー映画『カンボジアの染織物』の自主上映会が行なわれます。上映後は歌川達人監督を交えたトークセッションとカンボジアで制作された布の展示と販売も行なわれます。
【あらすじ】
内戦の影響で衰退されつつあったカンボジア伝統の染織物。京都の友禅職人だった森本喜久男は、カンボジアで荒地を開墾し、染織物を基幹産業とする村をゼロからつくり上げ、カンボジア伝統の染織物を発展させた。彼の活動は「持続可能な村」「伝統文化の復活」など、近代文明のアンチテーゼとして様々なメディアから賞賛されてきた。そんな森本だったが、末期ガンを患い、余命いくばくもないことを知る。確実に生の終わりに近づいていく森本と、村人たちを見つめ続けた眼差し(カメラ)はそれぞれの人生に隠された想いを浮かび上がらせていく。
【会場】
紫竹アイアイハウス
 京都市北区紫竹上梅ノ木町26(地下鉄北大路駅から徒歩10分)
【タイムスケジュール】
14時:受付開始
14時30分:上映(80分)
15時55分:トークセッション
【入場料】
1500円(会場ではIKTTの展示と販売もございます)
※先着順(50席)・facebookのイベントページからの申込を優先します
※facebook登録のない方は、以下の〔お問い合わせ〕までメールかお電話をお願いします
【お問い合わせ】
 iktt@songriver-p.com / 080-4484-1032 (配給:Song River Production)

2017-12-07

12月20日、『カンボジアの染織物』自主上映会@三軒茶屋のご案内


 IKTT(クメール伝統織物研究所)を設立し、カンボジア伝統織物を復興させた森本さんと、その森本さんが作った「伝統の森」に暮らす村人たちを追ったドキュメンタリー映画『カンボジアの染織物』の自主上映会が行なわれます。上映後は、歌川達人監督によるQ&Aも行われます。また、IKTTで制作された布にも触れていただけます。
【あらすじ】
内戦の影響で衰退されつつあったカンボジア伝統の染織物。京都の友禅職人だった森本喜久男は、カンボジアで荒地を開墾し、染織物を基幹産業とする村をゼロからつくり上げ、カンボジア伝統の染織物を発展させた。彼の活動は「持続可能な村」「伝統文化の復活」など、近代文明のアンチテーゼとして様々なメディアから賞賛されてきた。そんな森本だったが、末期ガンを患い、余命いくばくもないことを知る。確実に生の終わりに近づいていく森本と、村人たちを見つめ続けた眼差し(カメラ)はそれぞれの人生に隠された想いを浮かび上がらせていく。
【会場】
from Earth Cafe OHANA (ふろむあーすカフェ・オハナ)
世田谷区三軒茶屋1丁目32-6 豊栄ビル1F(三軒茶屋から246通りを駒沢方向に進み栄通りの入口を過ぎ、レンタカー屋さんの先。徒歩約2分)
【タイムスケジュール】
19時:受付開始
19時30分:上映(80分)
21時:監督挨拶・Q&A
21時30分:閉会
【入場料】
1500円(+お店のメニューを1オーダーお願いします)
※先着順(15席)・facebookのイベントページからの申込を優先します
※facebook登録のない方は、以下の〔お問い合わせ〕までメールをお願いします
【お問い合わせ】
iktt@songriver-p.com(@マークを半角に替えて送信してください)

2017-12-04

全日空の機内誌「翼の王国」12月号でカンボジアシルクが紹介されています

 全日空の機内誌「翼の王国」12月号の「カンボジア/黄金色のシルク」と題した特集ページで、IKTTが取材を受けました。紙面には、森本さんの名前とIKTTの絣布が、タケオ州の織り手、カンダール州の工房とともに紹介されています。ご搭乗予定のある方は、ぜひともご覧ください。

2017-11-16

11月26日、情熱大陸プラス上映会・現地報告と展示販売会



と き:11月26日(日) 12時30分から17時
ところ:深川東京モダン館 (江東区門前仲町1-19-15)

■第1部■ 12時30分から14時まで
DVD「情熱大陸プラス テキスタイルデザイナー森本喜久男」上映と現地活動報告
 4月9日に放送された「情熱大陸」の映像に、番組枠内に納めきれなかったシーンを追加した『情熱大陸プラス』を、亡くなった森本さんへのはなむけとして番組制作を担当された(株)ジン・ネット様から寄贈いただきました。このDVDの上映会を開催します。
 またあわせまして、IKTT現地スタッフ岩本みどりからIKTTの新しい取り組みに関する最新の状況報告を中心にお話させていただきます。これから観光シーズンを迎える現地カンボジアへ渡航にご興味をお持ちの方につきましては、IKTT訪問に関するご質問もお受けいたします。

 ※入場は無料です
 ※予約の必要はありません。当日直接お越しください。
 ただし、収容人数を超えた場合先着順でのご案内といたします。(客席数は50席)

■第2部■ 14時30分から17時まで
IKTT関連 展示販売会
 森本さん亡き後も、IKTT(クメール伝統織物研究所)では、クメールシルクの制作が行われています。現在は、さらに若い世代へと染織技術の継承が始まっています。また、シルクそのもののクオリティを高めようと、養蚕や糸引き作業の見直しも始まりました。それらの成果を、実際に手にとってご覧いただけます。
 あわせて、カレンダーやポストカード、関連書籍なども販売いたします。

2017-11-14

11月21日、米原市柏原で「間 -暮らしの再生- IKTT伝統織物展・報告会2017」を開催します


11月21日、米原市柏原で「間 ―暮らしの再生― IKTT伝統織物展・報告会2017」と題して、展示会・報告会を開催します。報告会では、岩本みどりの現地報告と「情熱大陸プラス」の上映を行ないます。

とき:11月21日(火)13時から20時30分(展示と販売)
   岩本みどりによる現地報告ならびに「情熱大陸プラス」上映は19時から
ところ:渡部建具店 滋賀県米原市柏原871(0749-57-0051)
参加費:ドネーション(カンパ制)

以下、渡部さんからのメッセージです。

 IKTTとは、Institute for Khmer Traditional Textile の略で、日本語だとクメール伝統織物研究所になります。所在地はカンボジアのシェムリアップ。街の中心部に工房とお店を構え、30kmほど離れた場所に職人達が住む村があります。その村では主に、女たちは織物を、男たちは暮らしの環境を作っています。子供達はその中で安心して存分に遊んでいます。そんな環境で織られた布は、「世界一のシルク」と讃えられるようになりました。
 布作りは、糸を産み出すお蚕さんが住む森を育てる土作りから始まります。染め材は草や木々を植え育て、技術は手から手へと伝えられ、何世代にも渡って暮らす家族が沢山いる職人の村。いつしかこの村で暮らすのにお金はほとんど不要となりました。
 村の名前は「IKTT 伝統の森」、英語名はWisdom from the Fores。この村を作ったのは森本喜久男さんという1人の日本人です。
私たちも「伝統の森」を何度か訪れ数日を過ごしました。そこでの体験は確実にいまの私たちの足場となっています。どんなに世の中が揺れ動こうとも踏ん張ることができる、そんな礎をいただきました。
 国を動かす立場にいる人たちが人間的に未熟で地位不適格としか言いようのない情けない状況ですが、立ち返ることのできる暮らしの形が自分たちの中にあることは幸せです。
 今年の7月に森本さんが永眠されたことを知った時、優しい笑い声やあたたかな人柄を思い出しました。再会は叶わないということが今も信じられずにいます。
 森本さんへの感謝とIKTTに関わる人たちの末長い幸せを願って、今回の「 間 ―暮らしの再生― 」を開催します。どうぞお越し下さい。



2017-11-10

森本さんとの出会いについて、阪口竜也さんがインタビューのなかで語られています


「みんなでみらいを」を展開するフロムファーイースト代表の阪口竜也さんが、WEDGE Infinityのインタビュー記事のなかで、森本さんとの出会いを語られています。

2017-11-06

森本さんを取り上げた「情熱大陸」の国際版(英語版)の制作が決まりました


 4月9日に放送された「情熱大陸 テキスタイルデザイナー森本喜久男」の国際版(英語版)の製作が決まりました。
 JAMCO(Japan Media Communication Center/一般財団法人 放送番組国際交流センター)は毎年、国際版番組を製作して各国に配給しています。本年度は民放30社から92番組、NHK24番組の計116番組の応募があり、そのなかから19作品が選ばれました。その19作品のひとつに、森本さんを取材した「情熱大陸」が入りました。
 これによって、海外の多くの人たちに、森本さんの取り組みとIKTTの活動、そしてクメールシルクの存在を知っていただく機会が増えることでしょう。とてもうれしく、光栄なことに思います。推薦・応募・選定に携わった関係者のみなさま、ありがとうございました。

2017-10-23

11月20日、IKTT 現地からの報告会&カンボジア絹絣展@尼崎


 クメール伝統織物研究所(IKTT)は、内戦で失われかけていたカンボジアの伝統織物の復興と活性化を推進するため、1996年1月に設立されました。伝統織物の復興に始まった取り組みは、織物素材(養蚕、綿花、自然染料など)を自給し、織り手たちの暮らしを支える場としての「伝統の森」再生プロジェクトとして結実。蚕を育て、繭から生糸を手引きし、その糸を自然染料で染め、括り、手織りの布をつくる。木々を育てて森を作り、自然とともに暮らす村で織り上げられたカンボジアの伝統織物を、ぜひこの機会にご覧になってください。
 IKTTの礎を築いた森本喜久男さんが去る7月3日に亡くなられました。森本さん亡き後も、シェムリアップの工房、そして「伝統の森」ではいつもの日常が繰り広げられ、織物を作る日々が続いています。
 新しい取り組みも始まりました。報告会では、懐かしい未来への布作りを、これからのIKTTの動きを、IKTT現地スタッフの岩本みどりさんにお話しいただきます。
 会場は、2014年5月に「現地からの報告2014」として森本さんの報告会が行われた古民家です。そのときも、森本さんと参加者の方々がとてもいい時間を過ごしていただきました。そんなご縁のある落ち着いた空間で、新たなスタートをきったIKTTの動きを皆さまに伝えられればと思っております。

【と き】11月20日(月)
【ところ】Healing salon Harmonia ※ Garden
兵庫県尼崎市金楽寺町2(JR尼崎・阪神大物駅 各徒歩13分)
※会場の詳細は、申込確定メールにてご案内させていただきます
【入場】無料

【タイムテーブル】
■現地からの報告会
報告会①15:00-16:00
報告会②19:00-20:00
■カンボジア絹絣 展示販売会 13:00 - 20:00
【定員】報告会は各回20名、展示販売会はどなた様もご覧いただけます(事前申込必要)
※会場が手狭なため、事前予約制とさせていただきます。参加ご希望の方は、次のいずれかの方法で申し込みください。返信をもって予約の確定とさせていただきます。

【申込方法】
<その1> facebookイベントページにて、コメント欄にお名前と参加人数、参加希望内容(報告会①・報告会②・展示販売会のみ)をご記載ください。
<その2> メール(iktt.kansai2017@gmail.com)にてお名前、参加人数、参加希望内容【報告会①・報告会②・展示販売会のみ】をご記載ください(@を半角に変換してお送りください)

2017-10-09

「IKTTカレンダー2018」できました!

 恒例となっております「IKTTカレンダー」の2018年版ができあがりました。価格は1000円、A5判(上下に広げ、A4判サイズで使用)という仕様はこれまでと変わりません。
 今回のカレンダーでは、「伝統の森」での日々の暮らしを紹介しています。染め織りをする女性たち以外にも、「伝統の森」では日々さまざまな仕事と暮らしが営まれているのです。その一部をご紹介させていただきました。


 この「IKTTカレンダー2018」は、11月19日の京都法然院での展示報告会のほか、大阪池田のカフェギャラリー プテアでもお求めになれます。
 また、法然院での展示報告会以降も、いくつかの会場でのイベントが準備中です。順次、ご案内していくことになりますが、それらの会場でもお求めになれます。
 これらの会場でお求めになれない方は、information@iktt.org までお問い合わせください〔@を半角に変換してご送信ください〕。
 ※シェムリアップならびに「伝統の森」のIKTTのショップでも、11月下旬には販売開始予定です。

2017-09-16

11月19日、京都・法然院での展示会・報告会のご案内

 恒例の、京都の法然院での展示会・報告会のスケジュールが決まりました。
 今年は11月19日(日)の開催です。なんと、今回で20回目の開催となります。そこで今回は、20年にわたり森本さんの報告会をご覧になってきた、法然院ご住職の梶田真章さんにお話をお願いします。
 併せて、IKTT岩本みどりによる「現地からの報告」も行なう予定です。

【とき】
11月19日(日)11時~16時(展示と販売)
※梶田ご住職のお話と法要は14時から。

【ところ】
法然院 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町(TEL:075-771-2420)
(京都駅から市バス5番 錦林車庫行 浄土寺下車 徒歩10分)

※この時期の京都は、たいへん混雑しております。十分な余裕をもって、お越しください。


より大きな地図で 法然院(入口) を表示

2017-08-31

9月10日、森本喜久男を称える会 & 追悼展示販売会を開催します

 去る7月3日に亡くなられた森本喜久男さんの功績を称えるとともに、今後のIKTTの活動を支えていくための追悼展示販売会を開催します。
 会場では、IKTTで制作されたシルク製品や森本さんの著書『自由に生きていいんだよ』『カンボジアに村をつくった日本人』、内藤順司写真集『いのちの樹 The Tree of Life - IKTT森本喜久男 カンボジア伝統織物の世界』のほか、「伝統の森」で自然染めしたコットンのハンドタオル(生産限定品)も販売します。さらに追悼販売品として、これまでにIKTTや森本さんの活動を紹介した掲載誌なども用意します。
 また、同時開催で、内藤順司写真展と、ゲストを招いてのトークイベントを行います。

 トークイベントのゲストには、『自由に生きていいんだよ』のインタビューをまとめ「情熱大陸」で森本さんの放送を担当された高世仁さん、写真集『いのちの樹 The Tree of Life』を制作された内藤順司さんをお招きします。IKTT岩本みどりも一時帰国し、「伝統の森」の最新情報をお伝えいたします。
 トークイベントは13時スタート、15時30分頃の終了を予定しています。
 なお、トークイベントのあいだも、布の展示販売は行ないますので、シルクをお求めになりたい方も、時間を気にすることなく、布を選んでいただくことができます。

と き:9月10日(日) 12時開場/17時終了
ところ:神楽坂・アユミギャラリー(東京都新宿区矢来町114)
アクセス:東西線神楽坂駅より徒歩1分(神楽坂口・矢来口どちらからでも)、大江戸線牛込神楽坂駅より徒歩10分

2017-07-23

IKTTの布 クロマー/Kroma

 細かいチェック柄の平織りの布。カンボジアではコットンのクロマースカーフが一般的だが、IKTTではあえてシルクで織っている。シルクではないものには、アーモンドの鉄媒染で染めたコットンのクロマーと、コットンとシルク混紡のクロマーがある。
      *
 IKTTのシルクのクロマーには、定番ともいえる赤や黒のチェック柄のほか、茶色(ココナッツ)や緑(プロフー)で染めたクロマーもある。


左:ラックで染めた赤のチェック柄のシルクのクロマー
右:インディアン・アーモンドの鉄媒染で染めたコットンのクロマー

2017-07-22

IKTTの布 ファブリック/Fabric

 平織りしたシルクを、自然染料で後染めした布。ハンカチ同様、さまざまな染め材を使って染めている。
 日常的に使える一枚である。大判のものはストールとして、細幅のものはスカーフに。日本では、夏の冷房対策としてオフィスなどで使用する女性も多い。


写真左から順に、黒(インディアン・アーモンド+鉄媒染)、グレー(ライチ+鉄媒染)、茶(ココナッツ+石灰媒染)、薄茶(ココナッツ+明礬媒染)、淡いベージュ(ブーゲンビリア+明礬媒染)、緑(プロフー+鉄媒染)、黄(プロフー+明礬媒染)です。
 この他に、赤(ラック+明礬媒染)、紫(ラック+鉄媒染)、淡いベージュ(バナナ+明礬媒染)、青(藍)、白(生成り)などもあります(ブーゲンビリアとバナナ、どちらも淡いベージュとしていますが、染め材は異なるものの、染め上がりはほとんど同じになっています)。

2017-07-19

IKTTの布 ストライプ/Stripe

 絣と同じように括り分けて染めた緯糸(よこいと)と、括らずに染めた緯糸とを、それぞれ一定の間隔で交互に細かく織り込むことで、味のある縞柄に仕上げた布である。
 絣やパムアンと同じく、三枚綾(さんまいあや)である。
      *
 IKTTの“おばあ”のひとりオムチアは、このストライプが得意でした。
 1995年、森本さんが、カンボジア・ユネスコの事務所で紹介され、はじめてタケオの織物の村に向かったとき、訪ねた先の織り手がオムチア(ウォン・チアさん)だったのです。IKTTの物語はこのとき始まったと言えるかもしれません。


2017-07-17

IKTTの布 パムアン/Phamong

 経糸(たていと)と緯糸(よこいと)に異なる色の糸を用いて織り上げた布(同じ色糸を使う場合もある)。
 無地ではあるが、絣と同じく三枚綾(さんまいあや)で織り上げるため、表と裏で配色が異なり、玉虫色に輝く表情のある布に仕上がる。
       *
 パムアンという言葉の語源は、パー(=布)、ムアン(=都)から来ているという説明を聞いたことがあります。都、すなわち宮廷で好んで着用された、ハイカラな布ということでしょうか。たしかに、美しくきらびやかな布です。


写真中央部分の布は、経糸にラックの赤、緯糸にプロフーの黄色を用いたパムアン。

2017-07-14

IKTTの布 絣(かすり)/Ikat

 絣(かすり)とは、布を織る前に糸を括り分け、先染めして柄をつくりだす技法をいう。
 カンボジアの絹絣は、経糸(たていと)か緯糸(よこいと)のどちらかが2対1の割合で表に出る三枚綾(さんまいあや)の緯糸絣のため、布に施された柄に表裏があるようにも見える。
          *
 カンボジアの絣の柄に用いられるモティーフには、生命樹や仏陀、そしてナーガ(蛇あるいは龍の象徴)などの吉祥的な意味合いのモティーフ、鳥や蟹、魚などの身近な生き物を具体的に描いたモティーフ、そして「牛の目」とか「蓮のつぼみ」などと名づけられてはいるものの、かなり抽象化されたデザインのモティーフがある。


上;中央下部に寺院のなかに鎮座する仏陀、その上には生命樹。生命樹の左右にはアプサラが舞う。
下左:左右対称なかたちで括り出されたナーガのモティーフ。
下右:中央に蟹、その左右には羽ばたく鳥にも見えるモティーフが繰り返されている。

2017-07-03

お知らせ

2017年7月3日

IKTT(クメール伝統織物研究所)代表代行 岩本みどり
IKTT Japan有志代表 西川 潤

訃  報

IKTT(クメール伝統織物研究所)代表の森本喜久男は、病気療養中のところ、7月3日早朝、享年70で永眠いたしました。

ここに心から哀悼の意を表すとともに謹んでお知らせ申し上げます。

ついては通夜及び葬儀告別式は故人の意思、ご家族の意向として家族葬にて執り行うとのことですので、ご会葬およびご厚志につきましてもお控えいただきますようお願い申し上げます。
なおご家族葬とのことですので、葬儀の日時、場所等については控えさせていただきます。ご了承ください。
*     *    *
July 3, 2017

Midori Iwamoto, Deputy Representative, IKTT (Institute of Khmer Traditional Textiles)
Jun Nishikawa, Representative, Friends of IKTT Japan

Mr. Kikuo Morimoto

It is with great sadness and sorrow that we inform you that Kikuo Morimoto, the founder and representative of IKTT (Institute of Khmer Traditional Textiles) passed away in the morning hours of July 3, 2017, after prolonged illness. He was 68 years old.

A private funeral will be held with close family members in accordance with the will of Mr. Morimoto and his family. Mr. Morimoto has asked that there be no condolence payments in the Japanese tradition.

2017-06-19

6月20日-7月22日、乃木坂ブックスアンドモダンで「カンボジアモダン&クラフツ」展が開催されます

 乃木坂にある書店&ギャラリーのブックスアンドモダンで「カンボジアモダン&クラフツ展」が開催されます。
 カンボジアに自生するラペアというラタンの一種で作った手編みかご、コンポンチュナン陶器と並んで、IKTTのクメールシルクが展示されます。手編みかご、コンポンチュナン陶器とも、現地にあったものを日本人が係わることで、その特徴を活かして作り上げた、いわば新しい「伝統」です。
 6月25日(日)15時からは、IKTTスタッフ岩本みどりによるトーク&スライドショー「工芸村『伝統の森』の暮らしと仕事」が開催されます(要予約)。スライドによる「伝統の森・バーチャルツアー」が体験できると思います。ぜひともお越しください。


とき:6月20日(火)-7月22日(土)12時-19時
   (日曜・月曜定休/ただし6月25日は開廊します)
ところ:港区赤坂9-5-26 パレ乃木坂201
   千代田線乃木坂駅2番出口より右に徒歩1分

《関連トークイベント》
6月25日(日)15時 IKTT 岩本みどり
トーク&スライドショー「工芸村『伝統の森』の暮らしと仕事」

7月1日(土)15時 IKTT Japan 西川潤
トーク&スライドショー「クメール伝統織物研究所22年の歩み」

7月8日(土)15時 「クメールの誇り」サポートプロジェクト 山崎幸恵
トーク&スライドショー「援助、支援を超えて共生へ」

※トークイベント参加費2000円(ドリンク付き)。
 予約はinfo@booksandmodern.comまで

2017-06-18

森本さん、「読売あをによし賞」奨励賞を受賞

 森本さんが「第11回 読売あをによし賞(奨励賞)」を受賞されました。
 この「読売あをによし賞」は、「かけがえのない文化遺産を様々な現場で守り伝え、卓越した業績を上げた個人あるいは団体」に対して顕彰されるというものです。
 授賞式では、審査員や参加者から、今回受賞が決まった3者(大賞の装建具製作修復を行なう黒田俊介さん、特別賞のコロタイプ印刷を行なう株式会社便利堂、そして森本さん)に共通しているのは、技術継承以上に重要な後継者育成であるという声が上がっていました。

2017-06-12

6月24日、北山創造研究所 展示販売会のお知らせ

 きたる6月24日(土)、東京西麻布にある北山創造研究所で、IKTTの布の展示販売会を行ないます。
 当日は、4月に放送された「情熱大陸」の番組内で紹介されたソキアンが作り上げた布の他、新作の布も展示販売する予定です。



 会場となる北山創造研究所は、キューバの商務省も借りていた歴史ある建物で、会場スペースも広く、ゆっくりと布をご覧いただけます。このたびIKTTの活動にご賛同を得て、会場のご提供をいただくことができました。
 今回、お話会の予定はありませんが、IKTTスタッフの岩本みどりさんが在廊されます。IKTTの最新の状況や、福岡で行われた「女性伝統工芸士展」での括りと織りの実演の模様など、気になることがございましたら随時ご質問ください。

と き:6月24日(土) 11時~17時30分
ところ:株式会社 北山創造研究所(港区西麻布1-9-7)
アクセス:地下鉄六本木駅2番出口から明治屋の前を直進。レストランオステリアの先を右折し、次を左折。

2017-06-06

6月14日-18日、カフェギャラリー プテア「カンボジアの絹絣展」のご案内

 大阪池田にあるカフェギャラリー プテア/アジアご飯の長屋カフェ ときどき手仕事で、「カンボジアの絹絣展」が開催されます。



 会場では、IKTTで制作されたクメールシルク(ハンカチ、スカーフ、絣布など)の展示・販売会を行ないます。また、森本さんの著書『自由に生きていいんだよ ─ お金にしばられずに生きる“奇跡の村”へようこそ』『カンボジアに村をつくった日本人 ─ 世界から注目される自然環境再生プロジェクト』、内藤順司写真集『いのちの樹 The Tree of Life ─ IKTT森本喜久男 カンボジア伝統織物の世界』などの販売も行ないます。ちなみに、プテア(phteah)とは、クメール語で「家」のことです。

と き:6月14日(水)~18日(日) 12:00~20:00
ところ:カフェギャラリー プテア/アジアご飯の長屋カフェ ときどき手仕事
    池田市菅原町10-8  Tel:072-737-5326
    阪急宝塚線 池田駅1番出口より徒歩5分
アクセス:池田駅東口の交差点から桜通りを五月山方面へ。池田産婦人科跡地(マンション建設予定地)の角を右へ。ひとつめの路地入ってすぐです。

2017-06-05

森本さん、第11回「読売あをによし賞」奨励賞を授賞されます

 森本さんの20年以上にわたる「カンボジアの伝統的な絹織物の復興」への功績が評価され、このたび「第11回 読売あをによし賞(奨励賞)」を授賞されることが決まりました。
 この「読売あをによし賞」は、「かけがえのない文化遺産を様々な現場で守り伝え、卓越した業績を上げた個人あるいは団体」に対して顕彰されるものです。
 授賞式は、6月18日(日)に、リーガロイヤルホテル(大阪)で開催されるということです。

2017-05-23

布にまつわる話(ピエップおばあの布)

 森本さんがIKTTを設立した直後、つまり1996年頃の話です。
 カンポット州タコー村での養蚕再開プロジェクトと並行して、プノンペン近郊のタクマオで始まったIKTT事務所の建設準備に追われるなか、その合い間をぬって森本さんは、タケオなどの織物の村へと出かけていました。
 ユネスコの調査のときに知り合った腕のいい“おばあ”たちに会いに行き、アンティークショップなどで手に入れた古い絣布を見せて、「わたしの持っているこの布はずいぶん古くなってしまったので、これと同じものを織ってもらえませんか」と頼み込み、もう一度仕事をしてもらうことで、すばらしい伝統織物復興への第一歩を踏み出そうとしていました。
 そんな“おばあ”のなかでも、森本さんが「人間国宝級」と称えたタケオのピエップおばあは、かつてIKTTのポストカードにもなっていました。
 そのピエップおばあに織り上げてもらった、IKTTの活動のなかで初めて復元されたという、記念すべき絹絣が右の写真です。自然染料で染めたものではありませんが、たしかに「別格」と呼ぶべき精緻な括りの腕前であることが見て取れます。


 参考:『カンボジアに村をつくった日本人』/第4章 伝統の「堀り起こし」/手の記憶

2017-05-18

「アジアの写真家たち2017 カンボジア」が開催されます

 日本写真協会が主催する「東京写真月間2017」の一環として、「「アジアの写真家たち2017 カンボジア」がまもなく開催されます。
 都内3か所のギャラリーで、それぞれ2人の写真家の作品が展示されます。
 会期はギャラリーごとに異なりますので、ご注意ください。

新宿ニコンサロン
新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28F
TEL:03-3344-0565
2017年5月23日(火)~6月5日(木) 10:30~18:30(最終日:15:00会期中無休)
写真家:PHILONG SOVAN、PHA LINA

キヤノン オープンギャラリー1
港区港南2-16-6 キヤノンSタワー 2F
TEL:03-6719-9021
2017年5月26日(金)~6月12日(月) 10:00~17:30(日曜・祝日休館)
写真家:REMISSA MAK、SAMPHOS JACKY

ソニーイメージングギャラリー銀座
中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6F
TEL:03-3571-7606
2017年5月26日(金)~6月8日(木) 11:00~19:00(会期中無休)
写真家:KIMLONG MENG、MARDY SUONG

2017-04-28

まもなく「カンボジアフェスティバル2017」です

 きたる5月3日(水)と4日(木)の2日間、東京・代々木公園のイベント広場で、「カンボジアフェスティバル2017」が開催されます(10時から19時)。
 今年も、IKTTはこのイベントに参加します。会場ブースでは、IKTTの「伝統の森」で制作されたシルクハンカチや絹絣のスカーフをはじめ、森本さんの最新刊となるインタビュー本『自由に生きていいんだよ- お金にしばられずに生きる“奇跡の村”へようこそ』、内藤順司さんの写真集『いのちの樹 The Tree of Life - IKTT森本喜久男 カンボジア伝統織物の世界』、森本さんの『カンボジアに村をつくった日本人 - 世界から注目される自然環境再生プロジェクト』などの書籍や、森本さんの手描きバティックの絵柄を使ったポストカード、そして「伝統の森」の自然染料で後染めしたコットンブラウスやリネンシャツなどを販売いたします。
 このイベントも3年目に入り、これまでより会場も広くなりました。昨年までの「けやき並木」から少し移動し、代々木公園寄りの(原宿寄りの)「野外ステージ」を含むイベント広場での開催となります。
 ステージでは、カンボジア王立舞踊団による伝統舞踊や、スバエクトム(影絵芝居)のティーチアン一座の公演も予定されています。
 みなさま、ぜひともご来場ください。

【会場アクセス】
 千代田線「代々木公園」(C02)下車 徒歩5分
 JR「原宿駅」下車 徒歩5分
 千代田線・副都心線「明治神宮前(原宿)駅」(C03、F15)下車 徒歩6分
 小田急線「代々木八幡駅」下車 徒歩10分

2017-04-27

6月14日、アクロス福岡で森本さんの講演会が開催されます

 6月14日(水)から19日(月)まで、福岡市中央区天神にあるアクロス福岡で開催される「女性伝統工芸士展」にIKTTが招かれ、参加・出展することになりました。
 これに合わせて、森本さんによる特別講演会「手の記憶」が開催されます(入場無料)。

と き:6月14日(水)13時から14時
ところ:アクロス福岡(福岡市中央区天神1丁目1-1)1Fのコミュニケーションエリア

2017-04-26

6月14日-19日、福岡でIKTT製品の展示販売と、括りと機織りの実演を行います

 6月14日(水)から19日(月)まで、福岡市中央区天神にあるアクロス福岡で開催される「女性伝統工芸士展」にIKTTが招かれ、参加・出展することになりました。
 全国で受け継がれる伝統的工芸品のうち、女性による作品を展示する「女性伝統工芸士展」は、今年で21回目を迎えます。今回は、国内11都府県・17工芸品・22名の女性伝統工芸士と女性工芸作家の作品の展示と実演が行なわれるということです。
 今回、IKTTからは、ソキアン、ワンニーなど、IKTTの次世代を担う女性スタッフが参加し、機織りと括りの実演を行なう予定です。
 会場では、IKTTのシルク製品などの販売も行ないます。みなさま、ぜひともお越しください。

と き:6月14日(水)から19日(月)、10時から18時まで(最終日は16時終了)
ところ:アクロス福岡(福岡市中央区天神1丁目1-1)

2017-04-10

「情熱大陸」は、毎日放送ウェブで期間限定「見逃し配信」視聴できます

 4月9日の夜11時から放送された森本喜久男さんを取り上げた「情熱大陸」ですが、毎日放送(MBS)のウェブサイト上で、4月16日(日)22時59分までの期間限定で「見逃し配信」配信中です。


 はじめに、いくつか広告枠が配信されますが、その後、番組本編がフルバージョンでご覧になれます。
 繰り返しますが、森本さんの放送枠の配信期限は、2017年4月16日(日)22時59分までです。

2017-04-08

IKTTのシルク製品のウェブ通販が試験的に始まりました

 カンボジアで、ココナッツやモリンガ、レモングラスなどを栽培し、自然由来の素材だけを使用した、人のからだと地球環境にやさしい製品の製造販売を行なっている「みんなでみらいを」のウェブサイトで、IKTTのシルク製品の販売が試験的に始まりました。



  「みんなでみらいを」が進めている“森の叡智プロジェクト”は、カンボジアの荒れ地を管理された農地に変え、洪水被害を減らし、さらにはプロジェクトに係わるカンボジアの人びとの収入向上と生活水準を高めることまでを射程に入れた「BoPビジネス3.0」という考え方に根ざしたものです。わたしたちIKTTは、このプロジェクトに賛同、協力しています。
 IKTTのシルクを買うために、東京や京都の報告会まで行けないよ、という方は、ぜひともこちらのサイトをご覧になってみてください。

2017-04-06

4月9日放送の「情熱大陸」に、森本さんが登場します

4月9日夜11時放送の「情熱大陸」(MBS/TBS系全国ネット)に、森本さんが登場します。

ぜひともご覧ください。
以下、同番組の内容紹介を引用します。

森本喜久男(テキスタイル・デザイナー)

余命宣告された京友禅職人がカンボジアに作った世界一の“織物の村”。美しき糸と村人が織り成す奇跡の“祭り”にカメラが密着!

アンコール遺跡群の観光客で賑わうカンボジア・シェムリアップ近郊に世界でも稀な“織物の村”がある。村の豊かな森で得られる天然染料を使い、カンボジアの伝統的な織物技術と高い芸術性が織り込まれた絹織物は世界最高級と評されているが、実は約14年前、荒地だったこの場所を開墾し名人を招いて養蚕から染め、織りまでの一連を村人の手作業で行えるようにしたのが京都の友禅職人だった森本喜久男だ。
30代始め、カンボジアの難民キャンプで出会った一枚の伝統的な絹織物に圧倒された森本は、長い内戦で途絶えかけていたカンボジアの伝統工芸品、クメールシルクの技術を復活させようと現地に移住。日本人でありながらその半生をかけて絹織物文化を再興させた。
その功績はまさに“奇跡”とカンボジア国内外から賞賛を浴びている森本だが、がんで余命5年という宣告を受け、今年がその5年目になる。番組では痛みに耐えながらもこの地で自分が最後に成し遂げることは何かを模索し続ける森本に密着する。
折りしも村では年に一度の「蚕まつり」の季節。死ぬことで美しい糸を生み出す蚕を供養したいと森本が始めたこの祭りでは、その年の布作りの成果が発表され、村の繁栄を祈る。もしかしてこれが自らの集大成になるかもしれないと思う森本は、自分がいなくなった後も変わらずこの村が、そして美しい織物作りの技術が継承されことを願いある行動に出た。果たしてどんな祭りになるのか。森本と村人たちとの濃密な時間をカメラが追った。

※「情熱大陸」は、
フェイスブック(https://www.facebook.com/jounetsutairiku)、
ツイッター(https://twitter.com/jounetsu)、
インスタグラム(https://www.instagram.com/jounetsu_tairiku/)の公式アカウントでも発信中です。

2017-03-31

4月16日、WILD SILK MUSEUMで報告会「“伝統の森”からの報告2017」を開催します

 江東区平野(最寄駅:半蔵門線・都営大江戸線 清澄白河駅)にある WILD SILK MUSEUM での、IKTTのシルク製品(ハンカチ、スカーフ、絣布など)の展示・販売会にあわせて、IKTT日本人スタッフの岩本みどりさんを招いて、報告会「“伝統の森”からの報告2017」を開催します。

 日時:4月16日(日) 16:30開始(18:00終了予定)
 場所:東京都江東区平野1-5-5-101 WILD SILK MUSEUM

 岩本さんは、2年前の4月に「伝統の森」に着任し、以来スタディーツアーをはじめとする「伝統の森」を訪れるお客様のお世話を始め、カンボジア人スタッフとの連携のもと、さまざまなかたちで森本さんの仕事をサポートされていらっしゃいます。


 なお、会場が手狭なため事前予約制とさせていただきます。参加ご希望の方は、以下のいずれかの方法で申し込みください。ご返信をもって予約の確定とさせていただきます。
【その1】IKTTのfacebookのイベントページ「”伝統の森”からの報告2017」で、お名前と参加希望人数をコメント欄に記載いただくか、個別 メッセージをお送り下さい。
【その2】お名前と参加希望人数、返信希望のメールアドレスを記載のうえ、frompwf2017apr@gmail.com までご送信ください。

2017-03-29

「蚕まつり2017」の様子をご紹介します

 3月11日、「伝統の森」で開催された「蚕まつり2017」前夜祭のステージを、ダイジェストした映像です。


2017-03-25

4月15日-16日、WILD SILK MUSEUMにてIKTTシルク製品の展示・販売会を行ないます

 江東区平野(最寄駅:半蔵門線・都営大江戸線 清澄白河駅)にある WILD SILK MUSEUM にて、IKTTのシルク製品(ハンカチ、スカーフ、絣布など)の展示・販売会を行ないます。
 会場では、世界のさまざまな蚕蛾とその他の絹糸昆虫から作られる原糸・織物を、実際に触れていただくことができ、「シルク」という繊維の可能性の拡がりを感じていただけます。また、MAKI TEXTILE STUDIOほか、インドで製作されたさまざまなシルク製品の展示・販売も行っています。
 近隣には、ブルーボトルコーヒーをはじめ焙煎所を併設したカフェや北海道産のチーズ販売所のほか、雑貨屋なども多数あり、一日お楽しみいただけるエリアです。みなさま是非お越しください。
 日時:4月15日(土)、4月16日(日) 15日は10:00~18:00、16日は10:00~16:00
 場所:東京都江東区平野1-5-5-101 WILD SILK MUSEUM




写真はWILD SILK MUSIUMで飼育されている琉球多蚕繭(カイコガ科)

2017-03-22

「カンボジアフェスティバル2017」にむけてフォトコンテスト実施中です



「カンボジアフェスティバル2017」にあわせて「カンボジア 旅と日常の写真展」が開催されます。この写真展のためのフォトコンテストが実施中です。入賞作品には、ANAのプノンペン往復航空券をはじめ、カンボジアホテルの宿泊券などが、賞品として用意されています。コンテストの概要は以下のとおりです。

■開催趣旨
カンボジアの風景、遺跡、人、習慣。新しいもの、移りゆくもの、変わらないもの。 日常にあふれる喜びや、出会った荘厳さ、未来へ残したい姿。カンボジアのあなたの「みつけた」を、ぜひご応募ください。
 お送りいただいた作品から、選考の上、フェスティバル2日間会場に約50点展示いたします。とびきりのカンボジアをご来場の方々にお披露目ください!
■締め切り:2017年4月10日 ※当日消印有効 海外からの場合は当日必着
■応募方法:郵送のみ
■作品の規格:A4サイズ(カラーまたはモノクロ)
■入賞作品の賞品
【大賞】(1点):ANA 成田・プノンペンのペア往復航空券
【在日カンボジア王国大使賞】(1点):カンボジアホテルペア宿泊券(プノンペン+シェムリアップまたはシハヌークビルホテル連泊)
【カンボジアフェスティバル実行委員長賞(1点):カンボジア現地ペアツアー券
【優秀賞】(5点):ソカホテルペア宿泊券(プノンペン/シハヌークビル/カンポット/ボコール)あるいはアンコールビール・プノンペンビール詰め合わせ
【佳作】(30点):メイド・イン・カンボジア製品
※作品の送付先、注意事項など応募要項の詳細はこちらをご覧ください。

2017-03-20

5月3日-4日、「カンボジアフェスティバル2017」に参加します

 5月3日(水)と4日(木)の2日間、東京・代々木公園のイベント広場で、「カンボジアフェスティバル2017」が開催されます(10時から19時)。
 今年も、IKTTはこのイベントに参加します。会場ブースでは、IKTTの「伝統の森」で制作されたシルクハンカチや絹絣のスカーフをはじめ、森本さんの最新刊となるインタビュー本『自由に生きていいんだよ- お金にしばられずに生きる“奇跡の村”へようこそ』、内藤順司さんの写真集『いのちの樹 The Tree of Life - IKTT森本喜久男 カンボジア伝統織物の世界』、森本さんの『カンボジアに村をつくった日本人 - 世界から注目される自然環境再生プロジェクト』などの書籍や、森本さんの手描きバティックの絵柄を使ったポストカード、そして「伝統の森」の自然染料で後染めしたコットンブラウスやリネンシャツなどを販売いたします。
 このイベントも3年目に入り、これまでより会場も広くなり、たくさんの参加団体が予定されています。
 みなさま、ぜひともご来場ください。

2017-03-16

森本さんの『カンボジアに村をつくった日本人』のカンボジア語訳が出版されます



 2015年に出版された『カンボジアに村をつくった日本人 - 世界から注目される自然環境再生プロジェクト』のカンボジア語版が、森本さんの友人でもあり、長年にわたってIKTTの活動を見守ってくれているメンアンさんによって翻訳され、まもなく出版されます。
 表紙写真については、日本語版と同様、フォトグラファー内藤順司さんのご協力をいただきました。
 今回の翻訳出版は、アジアの現代文学作品を日本語に翻訳する事業と、日本の文芸・文献をアジア各国語に翻訳する事業を継続されている大同生命国際文化基金のご支援により、実現しました。ありがとうございました。
 なお、この書籍は、市販されるものではなく、おもにカンボジア国内の大学をはじめとする教育機関や図書館など、関係各所に寄贈される予定です。

2017-03-11

「伝統の森」で内藤順司写真展「いのちの樹-The Tree of Life」開催中


 「蚕まつり2017」を前に、「伝統の森」のショップ&ギャラリーでも、内藤順司写真展「いのちの樹-The Tree of Life」が始まりました。
 なお、シェムリアップのIKTTで開催されている内藤順司写真展「いのちの樹-The Tree of Life IKTT 森本喜久男 カンボジア伝統織物の世界」の展示も引き続き開催中です。

2017-03-02

『自由に生きていいんだよ ― お金にしばられずに生きる“奇跡の村”へようこそ』発売中

 森本さんの新刊 『自由に生きていいんだよ ― お金にしばられずに生きる“奇跡の村”へようこそ』 が発売になりました。
 「“伝統の森”までやってきた日本の若者たちと話をしていると、その多くが今の時代に何かしら疑問を持ち、迷い悩んでいるように見える。そんな彼ら彼女らを見ていて、思うところがある。いま、時代は大きな転換点にさしかかっている。迷うのは当然だ。これまでの常識が通用しないから、若い人たちは試練に直面すると思う。そんな彼らに僕の得たものを少しでも伝えて、力づけたいんだ」
 そんな森本さんの思いが発端となり、ジャーナリストであり、バンコク時代からの30年来の友人でもある高世仁さんが聞き手にまわったロングインタビューが活字になりました。
 「伝統の森」を訪れて、高床式の木造家屋の風通しのよい広いベランダの籐椅子に座ったつもりで、森本さんの語ることばに耳を傾けてみてください。


書名: 『自由に生きていいんだよ ― お金にしばられずに生きる“奇跡の村”へようこそ』
著者:森本喜久男+高世 仁(聞き手)
発売:2017/3/1
発行:旬報社
定価:1,400円(+税)
ISBN:978-4845114955

2017-02-13

「蚕まつり2017」のご案内です

 「蚕まつり2017」は、3月11日(土)にファッションショーを含む前夜祭を行ないます。そして3月12日(日)の朝から蚕供養の儀を行ないます。

 11日は、15時開場、15時30分の開会式を経て、第一部のアプサラダンスとファッションショーを行ないます。途中、夕食を挟み、19時からは、第二部として、子供たちの歌とダンス、そしてカンボジアの楽団による演奏を予定しています。終演は20時を予定しています。
 12日は、朝8時30分頃から、蚕供養の儀を行ないます。
 なお、11日の前夜祭につきましては、日本人および外国人の方は参加費(夕食代込み)としてお一人様10ドルを申し受けます。
 また、11日は、シェムリアップのIKTTショップから「伝統の森」まで、無料のバスを出します。午後13時出発予定、帰りは、前夜祭終了後(20時予定)に「伝統の森」を出て、シェムリアップのIKTTショップまで戻ります。バスから下車後は、各自で移動手段を確保していただくことになります。
 なお、ご乗車ご希望人数によりバスのサイズを決定いたしますので、バスのご利用を希望される方は、その旨をお書きの上3月1日(水)までに下記メールアドレスまでご連絡をお願いいたします。

    連絡先 IKTT岩本みどり midori.iktt@gmail.com (@マークを半角にして送信してください)

みなさま、お誘い合わせのうえ、ぜひとも「蚕まつり」にお越しください。

2017-02-04

シェムリアップで開催中の内藤順司写真展「いのちの樹-The Tree of Life」の会期が延長されました

 シェムリアップのIKTTで開催されている内藤順司写真展「いのちの樹-The Tree of Life IKTT 森本喜久男 カンボジア伝統織物の世界」の会期が2月中旬まで延長されました。
 その後、写真展は「伝統の森」のショップ&ギャラリーで開催予定です。詳細は追ってご案内します。



 会場は、シェムリアップにあるIKTTのショップ&ギャラリー(2F)になります。
 シェムリアップにお越しの際は、ぜひともご来場ください。
と き:8時~18時
ところ:シエムリアップのIKTT(ショップ&ギャラリー)
    IKTT (INSTITUTE FOR KHMER TRADITIONAL TEXTILES)
    No. 472, Viheachen Village, Svaydongkum Commune,
    Siem Reap Angkor, Kingdom of Cambodia
    (Road to lake, near the crocodile farm)